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全然心に届かない第134回芥川賞受賞作 2006-09-29-Fri

「沖で待つ 」絲山 秋子 (著) ~第134回芥川賞受賞作
123.jpg

コピー「すべての働く人に」
「社会をどんどん俗悪なものにしているのは私たちの世代なのだ。
小学生の名前の変遷を見れば歴然とわかる。このクソ世代がやっていることが」


芥川賞って長嶋有 の『猛スピードで母は』と 吉田修一 の『パーク・ライフ』しか
読んだ事ない気がするんですが、直木賞に比べて地味ですよね。
という事で「沖で待つ」も御多分に洩れず地味でした。

本作は「勤労感謝の日」と「沖で待つ」の2作品が収められているんですが、
両作品とも30代の働く女性が主人公。奥田さんの「ガール」もそうですが
最近こんな本ばっか読んでる自分が少し悲しくなりました。

「勤労感謝の日」
失業中の36歳の女が近所のオバサンに見合いを薦められ
会ってはみたものの変な男なので、途中で逃げ出し
近所の飲み屋で一杯飲んで帰宅、というストーリー。
「それで終わりですか?」と聞きたくなるようなものでした。

「沖で待つ」
会社の同期の男と「どちらかが先に死んだら、大切な人にPCの中身を見られないよう
こっそり壊そう」と約束する話。
その後、男は事故で死に、主人公は約束通り彼の部屋にこっそり忍び込み
無事PCを壊し、後はさほどサプライズな結末もないまま終了。
同期の友情みたいなモノを描きたかったようですが、完全に失敗していると思いました。

とにかく話の展開性(起承転結)がないわりに、淡々とも語られていないし
最初から最後まで地味で、あまり素敵にも感じない物語。
これが「文学」というものなんでしょうか。
なんというか、まったりとしたフランス映画を見終わった後、
結局何もそこから得るモノがなかったという事を実感し
徐々に忌々しく感じてくる時と似ている気がします。

あと、納得がいなかのが帯のコピー「すべての働く人に」。
このコピーが気に入って買ったのに全然共感できなかった。私が異常なのかなぁ。



という事で数々の微妙な作品を送り出している
「芥川賞」存在の意味を知りたくて、ちょっと調べてみました(Wikipedia)

『太陽の季節』受賞ごろから、受賞作品について、直木賞などと比べて、過去の作品と比較してもやや毀誉褒貶が多いものが続き、賞そのものも出版界の話題造りの為の賞に成り下がっているなどと批判され、権威低下がマスコミなどでは言われ、商業主義の噂も囁かれている。
2005年現在の選考委員は池澤夏樹・石原慎太郎・黒井千次・河野多惠子・高樹のぶ子・宮本輝・村上龍・山田詠美の8名。選考会は、料亭・新喜楽の1階で行われる(直木賞選考会は2階)。

良かった。やっぱり世間も存在自体を少しは怪しく思ってるんだ。ホッとしたぞ。
やっぱりこれからも読む本に困ったらこれだな!

直木賞
http://www.asahi-net.or.jp/~fa4n-yskw/prize/naoki.htm
江戸川乱歩賞
http://www.asahi-net.or.jp/~fa4n-yskw/prize/edogawa.htm
日本推理作家協会賞
http://www.asahi-net.or.jp/~fa4n-yskw/prize/nihon-suiri.htm
山本周五郎賞
http://www.asahi-net.or.jp/~fa4n-yskw/prize/yamamoto.htm
吉川英治文学新人賞
http://www.asahi-net.or.jp/~fa4n-yskw/prize/Yoshikawa_bungakushinjin.htm
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 ウルフ | URL | 2006-09-28-Thu 23:44 [EDIT]

>ペッタンコさま

 芥川賞といえば、“純文学”のイメージがあります。
 
 とはいえ、“純文学”とは何ぞや?と問えば、
 答えに詰まり、芥川賞と自分は縁遠い、と感じているの  が、正直なところです。

 地味さも、遠慮がちになる理由のひとつです。
 でも、、、今度トライしてみようかと思います、、、。

ウルフさま ペッタンコ | URL | 2006-09-29-Fri 02:59 [EDIT]

純文学…北杜夫、村上龍、村上春樹、高橋源一郎、島田雅彦とかが現在の純文学作家とされている、となんかのHPに書いてありましたが、私はダブル村上以外は全然読んだ事ありません。高橋源一郎とか名前さえ知りません…。読み込めば面白いのかなぁ、でもやっぱり本はエンターテイメントじゃないと読み進めない。。。

ところで芥川賞を受賞した吉田修一さんの「パレード」と「熱帯魚」はとってもお薦めです!「パレード」は山本周五郎賞を受賞してるんですが、映画配給会社の人が重要な役で登場するのでウルフさんにはピッタリなのではないでしょうか。逆に芥川賞を受賞した「パーク・ライフ」はそれほどでもなかったので、余計に芥川賞を疑いの眼差しで見てしまったのでした。


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