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直木賞受賞作その壱~「まほろ駅前多田便利軒 」 2006-09-18-Mon

hon.jpg

読書の秋を謳歌する3連休も大詰めです。
一気に2作品、お風呂でふやけながら読破いたしました。

直木賞第一弾~「まほろ駅前多田便利軒 」三浦 しをん著
東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。(アマゾンより)
mahoro.jpg

「まほろ駅」とは「町田駅」の事です。
町田育ちのペッタンコとしては、これを読まないわけにはいきません。

(本文より)
まほろ市はどっちつかずだ。
まほろ市は東京の南西部に、神奈川へ突き出すような形で存在する。
東京の区部から遊びに来た友人は「まほろって東京だったのか!」と驚く。


↓町田市の位置を確認してください!!
20060927145527.jpg

そうそう、世田谷の高校に通っているとき、友達に同じ事言われました。
「え~!町田って神奈川じゃないの?」
「俺、年賀状のバイトで、町田市は全部神奈川県の箱にいれちゃったよ」
・・・まぁ大げさにいえば、町田市は国境地帯。
町田市民は、二つの国に心を引き裂かれた人々と言ってもいいでしょう。
中学を卒業して、私の友達も2つのグループに分かれました。
必死に新宿方面の電車に乗ろうとする奴と、
原チャリでグルグルまわって町田から外に出ようとしない奴。

↓各章の初めには、なぜかイラストが描かれている(ちょっと違和感)
20060918200047.jpg

という事で、外部からの異物を受け入れながら、いまだ閉ざされ続ける楽園、
そんなまほろ(町田)で育った主人公の多田くんと行天くんは、
一度は町田から出たものの、人生に疲れて帰ってきた「出戻り組」なのです。

町田駅↓
20060918200511.jpgMachidaStkita.jpg

ハコキュー線→小田急線。八王子線→JR横浜線。
主人公の二人が通っていた「まほろ高校」は姉が通ってた町田高校、
行天君が入院する「まほろ市民病院」は今年の正月、
インフルエンザで父が駆け込んだ町田市民病院。
市内を走る横中バスは神奈中バス(神奈川中央交通)だし、
「山城団地行き」のバスは「山崎団地行き」。
その他、いろんな描写がイチイチ分かるので、逆になかなか読み進まなかったりしました。
ただ情景が鮮明に目に浮かぶので、物語によりに一層真実味があり、結構楽しかったです。

↓東京都なのに「神奈川中央交通」が幅を利かす町田市。
20060918202034.jpg


もちろん町田市以外の人でも問題なく楽しめる本です。
「ゆりかごから墓場まで」、すべてが自給自足の大型地方都市は日本にたっくさんあります。
この小説は、そんな「人がたっくさん住んでいる街」で起こる、小さなエピソードの数々です。



ただし…これが直木賞受賞っつーのはどうなんでしょ。
選考作品の中でも「さしみのツマ」的存在でしかないような、
なんというか、とってもライトノベルなんですよね。
「容疑者X~]も東野作品の中ではちょっと軽すぎのような気がしたので、
もうちょっと選考を考えて欲しいな、というのが素直な気持ちです。
競馬も、なんでもかんでもG1レースにして興味が半減したのと同じで
選考基準が緩くなると、当たり前だけど読者は直木賞を信用しなくなるので
本も売れなくなる。これ以上、本が衰退しないためにも
選考委員は欲や権力に流されず、責任をもって選んで欲しい。


…という気持ちを胸に、もうひとつの受賞作
「風に舞い上がるビニールシート」を読み始めるのであった。
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