ペッタンコ星人

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脳男はイッパイいっぱい 2006-10-15-Sun

感情・情緒が欠落した正義の味方~「脳男」首藤 瓜於/著
連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。
逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。
男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。
そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。
全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。
nou.jpg

「文学賞メッタ斬り」で読みたい本がわさわさ出てきて大変なことになってきましたが
http://hanahana26.blog52.fc2.com/blog-entry-157.html
まずは豊崎さんが江戸川乱歩賞の中で唯一褒めてた「脳男」を購入。
相変らず専門的な描写(今回は医学的な部分)は難しくてよく分かりませんでしたが
感情を持たない鈴木一郎という人物が出来上がって行く過程などはゾクゾクしました。

主人公~脳男vs美人精神科医
鈴木一郎
痛みを感じぬ異常な身体能力をもち(ナイフでブスブス刺されても表情全く変わらず)
感情と魂を欠き、ただ脳だけで生きている謎の男。

鷲谷真梨子
脳男の本性を暴こうとする精神科医。
脳男の謎を解き明かすためなら北アルプスの山まで登ってしまう行動派。

珍名揃いの脇役たち
作者の首藤 瓜於(うりお) という名前、変わってるな~と思ったら、
この作品に出てくる人は殆どへんてこな名前でした。
苫米地さん、伊能さん、茶屋さん、入陶(いりす)さん、空身(うつみ)さん・・・・
脳男の「鈴木一郎」という平凡すぎる名前を更に平凡に見せるためなのでしょうか。
↓「日本の姓の全国順位データベース」あなたは何位だ?!
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~jjksiro/kensaku.html
苫米地さん 4030位
伊能さん 4295位
茶屋さん 8582位
入陶さん、空身さん(登録なし)

※ちなみに鈴木さんは2位

連想してしまう映画が多数
「セブン」~
爆弾犯が「ヨハネの黙示録」になぞって爆弾をしかける(セブンは「7つの大罪」でしたね)
20061015032051.jpg

「ターミネーター2」「アンブレイカブル」
~脳男は痛みを感じないので(でも不死身ではない)
t2.jpg20061015032200.jpg

「刑法第三十九条」
~精神科医と脳男の緊迫したやりとりが鈴木京香vs堤真一とダブる。
20061015032236.jpg

「レナードの朝」「ロレンツォのオイル/命の詩 」~
難病で、一生目が覚めないと言われた病から、
奇跡的に意識を吹き返し、「人間」として生活する事を夢見た患者たちが脳男と重なる。
20061015032304.jpg20061015032324.jpg

とにかく読み始めたら一気にラストまで読めるので面白かったのですが
江戸川乱歩賞特有の「序盤~中盤までは凄く面白いのに最後で失速」
の範疇から出る事は出来なかったようです。ちょっと最後が急ぎ足で結末も中途半歩。
でも同じキャラで続編が出たら読んでしまうと思う。



さて、この「脳男」と平行して読んでいたのが、
取引先の方から頂いた青春小説「太陽がイッパイいっぱい」。

「太陽がイッパイいっぱい」三羽 省吾 (著)
汗、恋、喧嘩、ツユだく大盛り! 工事現場で働きながら、
もがき苦しみ笑い転げる青春真っ只中男たち。第8回小説新潮長篇新人賞受賞作。
20061015032902.jpg

小説からかなり遠いところにある世界「解体現場」が舞台の青春小説。
三流大学四回生のイズミをはじめ、魅力的なバカキャラがいっぱい出てくる。
単純で下品、でも可愛げのある「マルショウ解体」の仲間で構成される
「マルショウスパイダーズ」なる野球チームも「逆境ナイン」ばりに弱くて楽しい。
イズミを誘うゼネコンのツボイは否定されるべきキャラではないと思うし
それを含めたラストの結論の出し方はイマイチすっきりしないけど
それをひっくるめて「青春」と呼ぶのかもしれません。
「青春とは、心の若さである」と誰かも言っていたし。

私が一番好きなキャラ。巨漢マッチョの「カン」の台詞
「キレる?ああ、ニュースでよう言うてるやつか。あんなもんキレる言わへんわい。キレたキレた言いながら刺したり殺したりしてんのんはガキや女や年寄りばっかしやないかい。むっちゃ冷静やないかい。判断能力なくして暴れるんやったら、相撲部屋とかプロレス道場とか、俺に対してキレてみぃっちゅうねん!」164p

…という事で、これは大阪が舞台の物語です。
「梅田」「心斎橋通り」「千日前通り」「「戎橋」「御堂筋」など色んな地名が出てきます。
大阪の地理がイマイチ分からない私はちょっと寂しかったので、
3連休、お好み焼きでも食べにぶらっと行ってこようかなぁなんて思ってます。
oosaka.jpg

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