ペッタンコ星人

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子供つながりで続けて2冊読んでみました~「チルドレン」&「ミカ!」 2006-10-10-Tue

彼らは一人でいる時は問題がなくとも、集団になると歪むのだ。
陣内さんは「子供のことを英語でチルドレンというけれど、
複数になるとチャイルズじゃなくて、チルドレンだろ。別物になるんだよ」とよく言った。


チルドレン伊坂 幸太郎 (著)
061010_0607~01.jpg

「ばかばかしくて格好よい物語」
まっとうさの「力」は、まだ有効かもしれない。
信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。
ばかばかしくて恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。
吉川英治文学新人賞作家、会心の受賞第1作!

~短編集のふりをした長編小説です。
帯のどこかに“短編集”とあっても信じないでください。by伊坂幸太郎


伊坂さんのおっしゃるとおり、一瞬短編集かと思ったんですが長編小説でした。
物語は、主人公(なのか?)の陣内君が家裁調査員を目指している大学時代の(昔)と
実際に家裁調査員の職についている(今)とが交互に訪れる構成になっています。

チルドレン~魅力いっぱいの登場人物
陣内くん(変人)、永瀬くん(盲目の美男子)、優子(永瀬くんの彼女)、武藤君(家裁の調査官)
(この「武藤」という苗字は、実際にこの物語を書くとき伊坂さんが取材した
家庭裁判所のスタッフの方から拝借したようです)

さて、今回のテーマは「カッコよさ」です。本文の中の陣内の台詞
「大人が格好よければ子供はぐれないんだよ」・・・これが、すべてを物語っている気がします。
陣内のお父さんは、偉くて金持ちだけど、女子高生と援交とかしてしまうカッコ悪い大人。
彼はそんなカッコ悪い父親を120%軽蔑している。
そしてそれこそが陣内のパワーの源だったりする。

関係ないけど、陣内くんってジョンレノンに似てると思うんです。
ジョンレノンは昔、世界中の若者に音楽で「平和」や「愛」を伝えたかった。
でも「平和」とか「愛」って言葉にすると恥ずかしいし、カッコ悪いって思う若者も多い。
そこでジョンレノンは「ダブルファンタジー」のジャケットを
奥さんのオノヨーコとブチュ~っとやってる写真にした。
普通だったら「げ~!」って思う。でもジョンレノンはカッコイイから
そのジャケットも「カッコイイ」ジャケットだと若者たちは思った。
そして自然に若者たちは「愛」や「平和」をカッコイイものだ、と思うようになった。
・・・これはまさに陣内くんですよ(彼はパンクバンドだけど)。

このジャケットは世界で一番優しい物の一つだ!
ダブル・ファンタジー ~ ジョン・レノン
0002.jpg

外見も中身もカッコよくなくてはいけない陣内が、一番羨ましいく思っているのが
盲目の美青年、永瀬くん。彼は全盲で、生まれてからずーっと世間に
盲人という見えないランクをつけられ生きてきた。でもそんな永瀬くんを
陣内は「ずるい」という。「羨ましい」という。
なぜなら永瀬くんは生き方がカッコイイからだ(顔もカッコイイからだ)。

わたしたちが無意識に「普通」「普通じゃない」と
区別していることが「本当は間違っているのでは?」と感じさせる陣内の存在。
そんな彼が巻き起こす騒動の物語は、読めばかならず誰かに薦めたい!と思うはず。
さらにいえば「カッコよくなりたい」とも思うはず!いや、絶対に思う!(←陣内風)

は、気づいたらこんなに書いてしまった。そろそろ「ミカ!」に移ります。



ミカ! 伊藤 たかみ (著)

双子のミカとユウスケの昨日・今日・明日・オトトイ。すっぱい涙の向こう側には…。
さっさと大人にならないボクらの、キュートでハッピーな小学生ライフ。
第49回小学館児童出版文化賞受賞作

061009_0340~01.jpg


世間で大人という事になっている人々…でも本当はまだ子供なんじゃないでしょーか。
私もこの前セブンイレブンでヨーヨー付コーラ買ったし(勿論ヨーヨー欲しさに)
友人の男性は未だに「スラムダンク」とか「ガンダム」が好きだったりする。
「人は完全に大人にはなれないんじゃないか」とこの本を読んで思った。
だって、共感してしまう部分が沢山あったから。

解説の長嶋有さんも言っている。

~PHSを買ったばかりの時に
誰かにかけてもらうと嬉しいのはコウジだけじゃない。
仕事中に変な絵を見せられると吹き出してしまったりする。
大人も、次のバス停まで歩いて途中で追い抜かされる。
大人も飯ごうのおこげが楽しみだ。
本当に大事な話をする時は
「自分が言い出したくせに、なんだか面倒くさそうな顔」をする!

ぎゃはは!オトナコドモ万歳!



ペッタンコ一口メモ
伊藤たかみ(1971年4月5日)作家。
男性。本名は伊藤学。兵庫県神戸市生まれ。小学1年から5年まで大阪府枚方市、小学6年時より高校卒業まで三重県名張市で過ごす。三重県立上野高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部卒業。離婚歴あり。歌手の平井堅とは中学高校と同級生。妻は、第132回直木賞受賞の角田光代。

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