ペッタンコ星人

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「死んでも生まれ変わるだけだって」~アヒルと鴨のコインロッカー 2006-10-02-Mon

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎著

*第25回吉川英治新人文学賞受賞
*第1回本屋大賞第3位
*2005年度「このミステリーがすごい!」国内編第2位

あらすじ(アマゾンより)
「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、
悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。
標的は、たった一冊の広辞苑――四散した断片が描き出す物語の全体像とは?
(一瞬村上春樹の「パン屋襲撃」とダブりました)
4-488-01700-2.jpg

伊坂さんの小説は、登場人物たちがとても魅力的。
今回は、アパートに引っ越してきたばかりの「僕」こと椎名と、
隣の部屋に住む変人美男子の河崎、正義感の強い琴美、
ブータンからやってきた青年ドルジ、
ペットショップの店長の麗子さんの5人でなりたっています。

「変人には二種類あるんだよね。敬遠したいタイプと、
怖いもの見たさにしばらく付き合ってみたいタイプ」


美男子の河崎と店長の麗子さんは共に変人。
まさに「怖いもの見たさにしばらく付き合ってみたいタイプ」。
平凡な主人公が宇宙人やモンスターに出会い
物語に引きずり込まれるファンタジーはたくさんありますが、
この本は美男子の河崎君がそれにあたります。彼は半分宇宙人のような存在。

物語は本屋を襲い広辞苑を奪うという「現在」と
動物を虐待する3人グループと戦う「2年前」が交互に行き来するという構成。
「何か悲しいことが起きるに違いない」という悪い予感を抱きつつ、
現在と過去が一体どこで繋がるのかドキドキしながら読みすすめます。
そしてそれが繋がった時、登場人物たちの痛みや思いが体中に押し寄せてきました。

残酷さと暖かさを交互に見せながら、結局「最後は善人が勝つんだ」みたいな
結末が用意されているに違いない、と信じて読んでいましたが
まさかあんな風に終わってしまうとは。
毎回彼の作品を読んだ後は爽快なんだけど、なんだかなあ、今回は寂しかった。
寂しいけど爽やか。こんな微妙な気持ちにさせる伊坂さんが憎い。



ところで、これも映画になるみたいです。
クランクイン会見の模様。
左から中村義洋監督、濱田岳、大塚寧々、田村圭生、関めぐみ、瑛太
kaiken.jpg

これでいくと瑛太が「河崎」なのかな。合ってるような合ってないような。
あ、でも松田龍平も出てるから彼が河崎なのかな。


因みに、伊坂さんの本は出版順から読んだ方が、登場人物等がかぶって面白い、と聞きました。
順番は以下の通り。第一作目がハードカバーで見つからないのでずっと読んでませんでしたが、この際文庫で我慢しようかなぁ。

オーデュボンの祈り』 (新潮社、2000年)
『ラッシュライフ』 (新潮社、2002年)
『陽気なギャングが地球を回す』 (祥伝社、2003年)
『重力ピエロ』 (新潮社、2003年)
『アヒルと鴨のコインロッカー』 (東京創元社、2003年)
『チルドレン』 (講談社、2004年)
『グラスホッパー』 (角川書店、2004年)
『死神の精度』 (文藝春秋、2005年)
『魔王』 (講談社、2005年)
『砂漠』 (実業之日本社、2005年)
『終末のフール』 (集英社、2006年)
『陽気なギャングの日常と襲撃』 (祥伝社、2006年)

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