ペッタンコ星人

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今まで読んだ中で一番スッキリする終わり方「ワイルドソウル」~垣根 涼介著  2006-02-26-Sun

20060226180521.jpg

本の帯のコピー

圧倒的迫力のロングセラー 史上初の三冠受賞!
第六回大藪春彦賞
第二十五回吉川栄治文学新人賞
第五十七回日本推理作家協会賞

「日本国政府に復習せよ!
最上級の興奮と感動を描きこんだ、
爽快感溢れる奇蹟のエンターテイメント!」

・・・表紙だけでこれだけの情報量を詰め込んでいる本も凄いです。
本の面積の半分が帯で覆われています。
更に裏表紙には「各賞選考会で絶賛の嵐」というコピーの下に
北方謙三を始め有名そうな人の批評が載ってます。

というわけで、このゴージャスな帯に惚れて購入しました。
そして…本当に「最上級の興奮と感動を描きこんだ、爽快感溢れる奇蹟のエンターテイメント!」
だったのです!これは凄い傑作です!去年読んだ中でベスト1です!

あらすじ(説明するの大変なのでAmazonからパクッてきました)
1961年、衛藤一家はアマゾンの大地に降り立った。
夢の楽園と信じて疑わなかったブラジルへの移住―しかし、
それは想像を絶する地獄の始まりだった。
逃げ出す場もないジャングルで獣に等しい生活を強いられ、
ある者は病に息絶え、ある者は逃散して野垂れ死に…。
それがすべて日本政府の食糧難を回避する“棄民政策”によるものだと知った時、
すでに衛藤の人生は閉ざされていた。
それから四十数年後―日本国への報復を胸に、3人の男が東京にいた。
未開の入植地で生を受けたケイと松尾、衛藤同様にブラジルを彷徨った山本。
報道記者の貴子をも巻き込んだ用意周到な計画の下、覚醒した怒りは300発の弾丸と化し、
政府を追いつめようとするが…。
それぞれの過去にケリをつけ、嵌められた枠組みを打破するために、
颯爽と走り出した男女の姿を圧倒的なスケールと筆致で描く傑作長篇小説。 (Amazonより)
060226_1746~01.jpg

まず本を紐解くと最初に飛び込んでくるのは「東京都首都高Nシステム図」。
さらに次のページには「ブラジル周辺 都市・河川図」。
よく本格推理で、アリバイ崩しの時刻表とか、屋敷の見取り図とか出てきますね。
こういう図や表は作者が読者に「アンフェアではないよ」というメッセージを送ってるだけで
実は物語が始まると全然必要ない事に気づくのですが、これもそうでした。
でも何だかこういう小物って、自分を大冒険へと導いてくれるような気がして嬉しいんですね。

ということで、本のぶ厚さに最初はかなりの長期戦を覚悟しましたが、読み始めたら一気でした。
お酒でも度数の強い酒を一気飲みすると、かなりダメージをうけますが
この作品も内容がカルピスの原液くらい濃いので、読後かなりヘトヘトになりました。
もちろん良い意味で、です。
もくじで言うと「第一章~プロローグ」「第二章~アマゾンの牢人」までは業況が悲惨すぎて
(それはもう可哀相で気の毒で)途中で本を燃やしたくなるのですが
「第三章~生還者」から「第五章~逆賊」あたりからテンションがあがっていき
「第六章~追っ手」から「第七章~覚醒」では
興奮して部屋の中で立って読んでしまうほどのめり込みました。
ラストがね、ホントにいいんです。気持ちいいんです。それはもう風呂上りみたいに。
映画でいえば「ショーシャンクの空に」のラストと結構似ています。
最初が辛ければ辛いほど、爽快感溢れるラストは気持ちのよいものです。
20060226181215.jpg



ただショックだったのは、かつて日本で本当にこのような「棄民政策」が行われていた事です。
1961年・・・まだ生まれてはいませんが、結構最近ですよね。
こういう事、今の教科書に載ってるんでしょうか。
自分の国の事なのに、知らない事がまだまだ一杯あるんだなぁ、とつくづく思いました。



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CATEGORY : 小説のこと。 Trackback 0 Comment 3 △Page Top

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